リスク意識の薄さは日本人のDNAに刷り込まれているのでしょうか。 危機に対するおおらかさが日本人の長所なのでしょうが。
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国の中央防災会議は、地球温暖化などの気候変動で自然災害が激化する可能性を考慮した新しい防災指針をまとめた。今後関係省庁は連携して具体的な対応策を検討していく。
海面上昇や集中豪雨も増加するとしている。全国の防潮堤の高さを積み増ししたり、洪水防止のために保水力のある植林計画や流量を考慮した土地の利用制限など、国民の安全と安心のためにはやるべき課題は多い。 同会議によると、1時間に50ミリ以上の集中豪雨が発生する回数は、1978年からの10年間は年に平均206回だったが、98年からの10年間には318回に急増した。今後これ以上に増加することもありうる。また、21世紀末には、冬季の日本近海の水位は、現在より9~27センチ上昇するとの予測もある。 泥縄式の、しかも各省庁、地方自治体等、ばらばらの対策だけは避けて欲しい。 日本人は昔から、木の内部には霊が宿っていると考えてきた。霊は神に通じ、仏に通じる。
木の内部の仏性に形を与えると仏像になる。江戸時代の初期に円空さんが、後期に木喰さんが、全国を回国しながら多くの仏像を彫り、今も多くの仏像が各地に残っている。 木喰さんは 1718年から1810年までの仏教行者で、木喰仏(もくじきぶつ)の作者である。木喰五行上人、木喰明満上人などとも称する。非常に厳しいといわれる木食戒(もくじきかい)を受けた。「木食」とは、五穀(米、麦、アワ、ヒエ、キビ)あるいは十穀(五穀+トウモロコシ、ソバ、大豆、小豆、黒豆))を絶ち、山菜や生の木の実しか口にしないという戒律である。訪れた先に一木造の仏像を刻んで奉納した。56歳から回国をし、亡くなる数年前の91歳まで行脚し彫り続けたというから、疲れの溜まった中高年には元気のでる話である。利他主義の鏡のような人物である。時間があれば少し掘り下げて心理を探ってみたい。 日本各地に仏像を残した遊行僧としては、木喰さんより1世紀ほど前の時代に活動した円空さん(1632年から1695年まで)がよく知られるが、同じ笑みを浮かべる仏像でも、円空さんの荒削りで野性的な作風に比べると、木喰さんの仏像は温和なものが多い。両者のものとも伝統的な仏像彫刻からは逸脱しているが、簡潔な造形の中に深い宗教感が表現されている。 当時の庶民にとって身近な二人の仏像は、平穏な生活への願いだったり、病気回復の祈りだったり、飢饉や災害へのお守りだったり、それらを叶える守り神だったことだろう。リスクメネジメントに携わる人間として、安心安全のよりどころのヒントにしたい。 まるまると まるめまるめよ わが心 まん丸丸く 丸くまん丸 わが心 濁せばにごる 澄めばすむ 澄むも濁るも 心なりけり 団塊世代が後期高齢者の75歳になる頃には、ロボットが352万人の仕事をこなし、労働力不足の8割強を肩代わりできる計算で、新たな戦力として期待できる。
卸小売業では商品配達・レジロボなどが65万人分、サービス業では集客施設での案内・清掃ロボなどが141万人分、医療福祉分野では入浴支援ロボなどが97万人分、農林水産業、運輸通信業が49万人分の働きをすると予測された。 2001~05年における産業別の生産性や就業者数の推移から、これら5業種では25年に427万人分の労働力が不足すると試算されている。その80%「以上をロボットが肩代わりしてくれる計算だ。団塊世代用自立支援型ロボットの割安レンタル品ができれば、年金はじめ暗いと言われる後期高齢者生活も捨てたものではないかもしれない。 当然、ロボットに起因する新たなリスク対策も必要となる。 難しい言葉を教えてもらった。4、5年ぶりにお会いした、経済評論家の泉和幸先生の口から出た言葉だ。禅の書、碧巌録(へきがんろく)の中に出てくる言葉のようだ。雛が卵から孵化するとき、雛が内からつつく頃合に、母鳥が外からつつく様を表す。「啐」は鶏の卵がかえる時殻の中で雛がつつく音であり、「啄」とは親鳥が殻を外から破ろうとする意から来たと言われている。禅宗では「悟りを得ようとする弟子、それを導く師家の教えが絶妙に呼応すること」とされている。
機を得て両者相応じる得難い好機、絶妙のタイミングという意味にも使われる。早すぎても遅すぎてもだめ、今このときである。橋本府知事の「今しかない」という言葉は、胸に伝わってくる。勇気ある発言で、マイナス面ばかり捉えず、大阪のプラス面も同時に捉えれば、大きな飛躍が待っているだろう。予算削減の一方で、膨大な再開発投資、陸海空のインフラの整備、高度な電子・環境関連技術の蓄積と、アジア世界の牽引車としての関西の飛躍も目の前に迫っている。今まさに、啐啄の機(そったくのき)といえるのではなかろうか。
厚生労働省は、備蓄している鳥インフルエンザウイルスのワクチンを、今年度中に医療関係者や検疫担当者など6000人に事前接種するする計画で、接種するワクチンは、インドネシアや中国で人に感染したH5N1型の鳥インフルエンザウイルスをもとにして作製した。接種対象は、流行時に患者に接する可能性が高い医療関係者などから募り、その結果、問題がなければ、警察官など社会機能を維持する職種の1000万人に接種することも検討するようだ。
また、備蓄するワクチンを一般国民への事前接種の検討を始めた。それ以外の国民も対象にし、不安を取り除きたい構えだ。現在は2000万人分のワクチン原液しか備蓄されておらず、量の増加が求められる。一般国民に対する事前接種は、スイスが検討しているが、まだ実施していない。踏み切る時期は兎も角、不安を取り除くためには、人口分は確保しておくのが筋だろう。 新型インフルエンザ 鳥などの動物のインフルエンザウイルスが変異し、人から人へと感染しやすくなったもの。発生すると爆発的な流行(パンデミック)が懸念される。国内では最悪の場合、64万人が死亡すると推計されている。 岩手県立盛岡農高食品科学科パン研究班が、サークルKサンクスと共同開発した「う米(まい)パン(山ぶどうジャム&ホイップ)」が15日、全国一斉発売された。米パンは、生地に県産あきたこまちの米粉、中にヤマブドウ果汁のジャムと地元牧場の牛乳で作ったホイップクリームを入れ、もちもちした感がある。3週間の限定発売で、価格は1個126円ということで、早速近くのサークルKに行って食してみた。
座敷わらしとカッパをモチーフに制作したキャラクター「わっちゃんとまるかっぱ」が可愛く、地産都消商品として大きなインパクトがある。しかし、確かに米粉を使っているが、イメージ的には、小麦を使わず、100%の米粉のパンだと思い込んでいただけに少々がっかりした。小麦が主原料で米粉を少し使用しているというものだ。折角であれば、米粉100%のものにして欲しかった。 全国的に、食の安全と自給率、アレルギー問題の解決に貢献する米粉100%パンの開発の取組みが行われている。米粉100%のミックスも発売されているが、まだ小麦たんぱく(グルテン)を混ぜているため、小麦アレルギー対策にはなっていない。米粉は小麦粉に比べて硬度が高く、粉砕粉度や形状や含水率の調整に新しい技術開発が要求される。 グルテンを使わない米粉100%のパンが開発されつつあり、それらの問題も直に解決されることだろう。 ![]() ![]() 自然豊かな農山村で、自然、文化、そこに暮らす人達との交流を楽しむ滞在型の余暇活動「グリーン・ツーリズム」の定着に各地で工夫を重ねている一方で。22年前に先取りした松阪市飯高町月出の「民泊村月出の里」が、昨年春に民泊村の看板をおろしている。1軒だけ残った民泊農家も来春に閉める予定だ。新しい余暇のスタイルが定着する前に、受け入れ側の集落が高齢化で持たなくなっていた。 月出は、奈良県境近くにある山あいの集落で、住民は約40人。国内最大規模の露頭の月出断層や三峰山登山など、観光資源に恵まれている。月出では近年高齢化が進み、民泊を支えていた人たちが、一人また一人と亡くなっていった。若い世代は津や松阪などに就職して家を建て、月出には戻ってこない。11軒あった民泊農家は、昨年春には6軒に減ってしまった。運営するのは70~80代の人ばかりで、後継者もいない。イベントを開くのも困難になり閉村した。 一方、人口集中の続く東京では、技術の進歩に関わらず、通勤時の混雑は一向に解消されない。乗車率200%以上が続いている。大阪でも新社会人の増える4月が最もひどい。毎日通勤する阪神電車も酷い込みようだ。鉄道各社はダイヤの工夫などで乗客を分散させようと懸命だが、乗客にとって不快な一時である。 過疎と過密問題は日日進行し待ってはくれない。政策を打ち実行する前に、村々は過疎ではなくどんどん消滅してしまう。週末、たまに訪れる町や村があまりにも静か過ぎる。活気がなく、疲弊し切っているように感ずることが多い。 ![]() 今年も咲いてくれた事務所の蘭 4月11日、農林水産省は、醤油に日本農林規格(JAS)で認められていない食品添加物のにがりを使ったなどとして、香川県の醤油醸造会社かめびしに対し、JAS法に基づく改善命令を出した。5月12日までに再発防止策を実施する。
にがりを使用していたのは本醸造こいくち・本醸造うすくちの2種類だが、にがりは2006年4月から、JASで使用が認められていない。また、成分などの検査をせずに格付け表示をしていた三年醸造天然醸造醤油もJAS法に違反しているとした。 一方同社側は「にがりを入れる製法は40年以上続けており、非常に重要な要素。農水省の規格変更の際にも異論を伝えている。14日出荷分からJASマークを外した商品を出荷する」と話している。 JAS法は日本農林規格だけに、醤油メーカーは遵守したほうがビジネスが楽であることは間違いないが、過去認めていたにがりを認めなくしているため、旧来の製法では本醸造醤油と認められない。改正以降当局とメーカーの間で相当やり取りがあったと推定できるが、最終的には当局の改善命令で決着した。 天然塩や原塩を使って仕込んだ醤油はにがり成分を含んでいても問題はないのだろうか。にがりを食品添加物として添加するから違反なのだろうか。情報が少なく素人には良くわからない。 味噌や醤油は、千年近くの日本食文化の歴史の中で、それぞれの地域特性を生かした味と香りをはぐぐんできたもので、味噌にはJAS規格がなく、一方醤油にはJAS規格がありしかも強化されてきている。味噌は手前味噌という言葉どおり、それぞれの製法が許され、醤油は工業製品としての位置づけとなっている。 かめびしはソイソルトなど革命的ともいえる醤油関連商品をヒットさせるなど、伝統と革新をミックスさせている注目メーカーだけに、この動きからも目が離せない。泣く子と地頭方式ではない、一般消費者にもよくわかるような解決法を期待する。
昨日は朝早くから、JR福知山線に乗り、丹波市柏原駅まで出かけた。鏡ヶ坂公園の桜まつりのイベントで、明治トンネルから金山城へのハイキングに申し込んでいた。参加者は30名あまりと聞いていたが、天気も良いせいか、100名近くの大人数でボランティアガイドの人も驚いていた。
阪神間では先週桜が満開だったが、丹波では今週末が満開で、鏡ヶ坂公園の桜も見事だった。鏡ヶ坂公園は、安藤広重「六十余州名所図絵」に描かれて丹波吉野とも称された桜の名所で300本の桜が咲き誇っている。
現在統合されて坂井市丸岡町にある丸岡城は、1576年、柴田勝家の甥、柴田勝豊が北之庄城の支城として築かれた平山城だ。現存する天守閣では日本最古のもので城郭建築史上の重要な遺構とされており、国の重要文化財となっている。外観は上層望楼を形成して通し柱がなく、一層は二階三階を支える支台をなし、屋根は二重で内部は三階形式だ。
丸岡町にゆかりのある徳川家康の忠臣本多作左衛門重次が陣中から妻にあてて送った手紙「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」は短いことで有名だが、「お仙」とは、後の越前丸岡藩主 本多成重(幼名仙千代)のことだ。この手紙文を刻んだ碑が丸岡城に立っている。この手紙にちなんで、丸岡町文化振興事業団と坂井市が主催する第6回新一筆啓上賞の募集がはじまる。今年のテーマは夢だそうで、1~40文字までの「夢」の片道手紙文。 前回は、新一筆啓上賞になってから最多の3万7723通の応募があり、前身の一筆啓上賞が始まった1993年からの応募総数は累計で約93万8500通に達した。また、前回の受賞作品集「日本一短い『未来』への手紙」が11日から全国の書店などで発売されるようだ。 夢を語ることが少なくなったこの頃、短い手紙に夢を乗せ、それぞれの心にほのぼのとした夢の火を点し、膨らましていきたいものだ。
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